自電車社会って何?

自電車社会は漠然とした言葉です

自電車=電動自転車ではなくて、近未来には省エネルギーで効率性の高い交通システム社会になるであろうという予測です。
例えば、電力発電は火力や原子力などに頼っていますが、太陽光・地熱・風力・潮力・バイオマスなどを発揮すれば、自然エネルギーだけで100%電力自給は可能な技術はすでに出来上がっています。あとは予算がつけらるかどうかで、米国オバマ大統領のグリーンニューディール政策のように、大胆な予算をつけられれば、そう遠くない将来に自然エネルギーだけで電力の100%自給は可能になるだろうと思います。

いかに無駄を省いて効率化を図るか

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2008年11月20日に千葉県柏市の柏の葉キャンパス駅でモビリティーフォーラムが開催されました。人を運ぶ道具で、もっともエネルギー的に効率が良いのが自転車なのですが、言葉にするより以下の画像を見て頂けば納得できるのではないかと思います。
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最近の若者の車離れを自動車メーカーは嘆いていますが、現代の若者にとってレンタル文化やシェア意識が当たり前になっており「必要な時にだけ、必要なものがあればいい」という効率的な考えに進化したと考えるべきでしょう。

さて、柏の葉キャンパス駅周辺は、近未来都市交通システムのモデル地域になっており、近い将来に下のようなモビリティ(移動)風景がごく当たり前に見られるようになると思っています。
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ジェットコースターが都市交通手段となる

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自ら動力を持たない乗り物という点では、自転車もジェットコースターも同一です。誰でも下り坂では自転車を漕がなくて進むことを体感していますが、ジェットコースターも一旦高い地点まで運んで、あとは重力という自然エネルギーだけで動いています。
ならば、その落下エネルギーの惰性が終わる地点で、また高い地点に持ち上げて、その繰り返しを行えば究極のエコモビリティになるのではないかと考えられます。
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計画通りに進めば、2013年には柏の葉キャンパス駅~東大柏キャンパス間の循環交通がバスからこのジェットコースターに変わります。

歩くだけ、話すだけで発電する

株式会社音力発電という会社では人の話し声や騒音等の音のエネルギーを利用して発電する新技術を開発中で『振動力発電』では人が歩く際に生じる振動や自動車・自転車等の動きにより生じる振動のエネルギーを利用して発電する技術を開発しています。例えば、渋谷のスクランブル交差点に床下発電を埋め込み、人や車がその上を通るだけで発電するシステムです。

私たちの考える自電車社会とは、このように省エネルギーで効率的な交通社会に変わっていくだろうという全体像を考えている次第です。遊具に過ぎなかったジェットコースターが公共交通手段になり、ただ人が歩くだけで発電がおきる。こんな自由な発想が私は大好きです♪

written by 丸井太輔

  • 最終更新:2009-11-10 11:31:20

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